ブライダルインナーの基礎知識 6
ブライダルインナーを選ぶ一番のポイントはバストやウエストなどのボディラインが美しく見えるかどうかです。そのためには、自分の体型にあったブライダルインナーを選ぶことが重要であり、ウェディングドレスのデザインに合わせて選んでいくことも大切になります。
体型に合ったインナーを考える場合、たとえば胸と体型のバランスが異なる方はブラとウエストニッパーが別々に分かれているセパレートタイプのインナーが選ぶと、胸の大きさとウェストのサイズをそれぞれ考慮することができます。 ビスチェを選ぶポイントは、バスト周りがいかに美しく見えるかが重要です。 カップの上部が浮いていたり、わきからお肉がはみ出していたりするようではぴったりのサイズとは言えません。 ただし、バストを大きく見せすぎるとバランスが悪くなることもあるので気をつけましょう。
次にドレスのデザインを考えて選ぶ場合、たとえば、背中が大きく開いたドレスを着用する場合はビスチェタイプのインナーがお勧めになります。 Aラインやプリンセスラインのふんわりとしたドレスを着用する方は、タップパンツとガードルを着用し、マーメイドタイプやスレンダーなドレスを着用される方には、ドレスに響かないようなガードルを着用すると良いでしょう。 刺繍やレースなどが施されたデザイン性の高いインナーは、下着が響きやすいシンプルなデザインのドレスや、柔らかい生地のドレスを選ぶ場合はさけるようにしましょう。
・Aライン ・プリンセスライン ・ベルライン ・ミニスタイル ・アンクルスタイル
しっかりとした安定感があるため、重ためのドレスが多いAラインやプリンセスラインなどボリュームのあるデザインにおすすめです。また、後ろに引っ張られやすいロングトレーンのドレスにも合わせやすいです。
特に下に向かって広がりのあるドレスは重みを感じやすく、下がってくる・ずり落ちなどを感じるお客様もいらっしゃいますので、レースを使用したビスチェでずり落ちを防止してあげること(つるんとしたレースなしよりもドレス裏地との摩擦がおこりズレ落ちにくいといわれています)、またプリンセスラインや広がりの大きいAラインなど下にボリュームがあるドレスはお胸に高さを出して上下のバランスをとることがキレイに着こなす秘訣です。
・Aライン ・プリンセスライン ・ベルライン ・マーメイドライン ・スレンダーライン ・アンクルスタイル
セパレートタイプの様に重なり合う部分がなく、すっきりと着ることができるので、生地の薄いドレスなどにオススメです。 また、マーメイドラインやスレンダーラインなどは、お身体のラインが出やすいので全体的にすっきりと見せてあげることができます。 特にこれらドレスはウエスト、ヒップのラインが出やすいので、ロングビスチェですっきりとしたくびれを出し、ガードルできちんとヒップアップをしてあげることが大事。 お身体にドレスの生地がフィットしやすいので、ビスチェは段差やレースが少ないもののほうが好ましいです。
普段使いの下着でも、実際に正しいサイズで着用されている方は意外と少なく、お身体やバストに負担が掛かった状態だったりすることもあります。ブライダルインナーは補正効果が高いため、正しくキレイに身につけるには専門的な知識が必要となり、特にバスト周りはウェディングドレスと合わせて人の目に映りやすい箇所ですので、くれぐれもカップ浮き(カップ上部が浮いてしまう)や脇肉のこぼれ、バージスラインの崩れなどは避けたいところです。
またせっかくブライダルインナーを身につけても、なんら補正効果が得られず、ただ締め付けられて苦しいだけ、ワイヤーが当たって痛い、などという状態から、最悪挙式当日に具合いが悪くなってしまう方もいらっしゃいます。試着時は短時間かもしれませんが、挙式当日は長時間の着用となりますので、そうしたことを踏まえ事前に入念なフィッティングが必要だということを認識しておくと良いでしょう。
基礎知識 1 ブライダルインナー 基本の基本
基礎知識 2 ブライダルインナー 特徴と魅力
基礎知識 3 ブライダルインナー 種類と機能
基礎知識 4 ブライダルインナーって本当に必要?
基礎知識 5 既製品とオーダーメイドの違い
基礎知識 6 ブライダルインナーの選び方
基礎知識 7 購入前と購入後の注意点
KEA工房のブライダルインナーは各サロンでご試着いただけます。 サロンは完全予約制。 プロのフィッターがドレスを美しく着るためのアドバイスやボディラインを整えるフィッティングのアドバイスを行っています。 ぜひお気軽にお越しください。
東京本店
横浜サロン
大宮サロン